生後3か月ごろから、
授乳中にニコッと笑ったり「あー。うー。」と話しかけてくれて、かわいいですよね。
でも遊ぶばかりでたいして飲まなくて、
体重が増えていないんじゃないかと心配になっているママも多いと思います。
私も慣れない1人目育児の時は、
体重が増えていないんじゃないかという心配と、
どうして飲んでくれないのかとイライラしていました。
現在2人目を育てている最中です。
1人目育児の経験から2人目育児の今では、赤ちゃんの遊び飲みを楽しめています。
この記事を読むと、赤ちゃんの遊び飲みをポジティブに捉えられるようになり、
遊び飲みも愛しく感じ育児に対する不安が解消されます。
赤ちゃんの遊び飲みの原因は成長の証!?
生まればかりの赤ちゃんはほとんど目が見えていません。
それから徐々に光がわかるようになって、眩しそうに目をつぶりますよね。
生後3か月くらいになると徐々に目の焦点が合うようになり、
かわいい笑顔を見せてくれます。
赤ちゃんは「見える」ようになると、
授乳中に大好きなママと目が合うのが嬉しくてとニコッと笑顔になったり、
話しかけたりしてくれるのでしょう。
そして大好きなママが自分を見てくれていることが嬉しくて、
ついつい飲むことを忘れてしまうのかもしれません。
また、耳もよく聞こえるようになります。
テレビの音や家の外の音が気になってしまい、
ついつい音の方を向いてしまうということもあるでしょう。
生後6~8か月ごろになると、徐々に歯が生え始めます。
「なんだかお口の中がむずがゆいなぁ」と思って
授乳に集中できなくなってしまうのかもしれません。
私は幼少期の歯の生え変わりの時、
ムズムズして口の中をいじってしまう癖がありました。
赤ちゃんも、そんな気持ちなのかもしれません。
つまり遊び飲みの原因は、赤ちゃんの成長の証だったのです。
どうですか?
そう考えると、赤ちゃんの遊び飲みがとてもうれしいこと、
よいことのように思えませんか?
母乳やミルクを飲む量には個人差が大きい
母乳やミルクを飲む量には個人差が大きいです。
粉ミルクの缶には、
月齢ごとの1回量のミルクの目安量と1日の回数が記載されています。
1人目育児の新米ママさんだと、
その規定を守らないといけない、と思ってしまいがちです。
生後3か月の母乳を飲む量は1日820ml±158ml1)、
ミルクの場合は1日859ml±154ml2)という研究結果が出ています。
なんと母乳を飲む量として、少ない子と多い子では1日で316mlもの差があるのです。
大人の私たちだって、少食の人もいれば大食いの人もいますよね?
赤ちゃんだって、同じです。
たくさん飲む子もいれば、少ししか飲まない子もいます。
小腹が空いてちょこちょこ食べる人もいれば、1食をしっかり食べる人もいますよね?
赤ちゃんもちょこ飲み派もいれば、がっつり飲み派もいるでしょう。
なので、赤ちゃんが遊び飲みをしていても
それも「個性」だと受け入れてあげてみてください。
1)廣瀬潤子,他:日本人母乳栄養児(0~5か月)の哺乳量、日本母乳哺育学会雑誌,2(2008)
2)米久保,他:小児保健研究,58(1998)
私が試した赤ちゃんの遊び飲みの対策
先ほど言ったように、赤ちゃんの視力や聴力が成長してきています。
授乳する際にはテレビやスマホは電源を消し、
窓を閉めて静かな環境を作って、赤ちゃんの気が散らないようにしました。
それでも赤ちゃんが遊び飲みをするようであれば、その時は無理せず潔くやめます。
潔くやめた後は、絵本を読んだり、
ベビーマッサージをしたり赤ちゃんとのふれあいをするようにしました。
そのようにしてあやしているうちに、
お腹が空いてきて泣いたり指しゃぶりを始めたりします。
そうした「お腹空いたよ!」サインが出たら、授乳を再チャレンジします。
ただ一人目は母乳よりの混合だったので、母乳の分泌量の維持と乳腺炎予防の観点から、欲しそうでなくても3時間おきにくわえさせるようにしていました。
完全ミルク栄養の場合の赤ちゃんの遊び飲みの対策
哺乳瓶メーカーにもよりますが、
月齢に合わせた乳首に変えるとよく飲んでくれることがあるようです。
また、哺乳瓶メーカーによって
乳首の形が異なるので赤ちゃんの好きな乳首を探すのも良いかもしれません。
特に冬になり寒くなると、
ミルクがすぐに冷めてしまうので冷たくなったミルクを嫌がる赤ちゃんもいます。
そんな時には、哺乳瓶をタオルで包んで冷めにくくしましょう。
市販の充電式のミルクウォーマーで保温するのも良いでしょう。
赤ちゃんが遊び飲みしているときのミルクを足すポイント
生後3か月になると体重増加も緩やかになってきます。
あまり飲んでいないようでもご機嫌で
おしっこやうんちがきちんと出ていればそこまで神経質にならなくて大丈夫です。
もしおしっこが1日6回以下、うんちが1日1回も出ないときには、
ミルクを足してあげると良いですよ。
地域の保健師さんや助産師さんに相談してみるのも良いでしょう。
無料で相談できる自治体が多いのは、とても心強いです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
赤ちゃんの遊び飲みは成長の証、赤ちゃんの個性、赤ちゃんがご機嫌であれば大丈夫、と思えれば少しは気持ちが楽になりませんでしたか?
気持ちは楽になったけど、
体重がちゃんと増えているか不安だという場合には、
体重測定をすると安心できるかもしれませんよ。
1週間に1度、定期的にママと一緒に体重計に乗って
赤ちゃんの体重増加の程度を見るのがおすすめです。
より正確に体重を知りたい場合には、
育児の息抜きがてらショッピングセンターへお出かけしてみてはどうでしょうか。
ショッピングセンターの授乳室にはベビースケールを置いている場合が多いので、
それを利用するのもよいですよ。
毎日の育児、お疲れ様です。