生後間もない赤ちゃんの睡眠時間は約15~20時間となります。
1日のほとんどを眠っているということになりますよね。
我が子も生後間もない頃はよく眠る赤ちゃんで、
授乳時間になっても起きてくれず、起こすのがとても大変でした。
寝すぎて心配になる一方で何故か夜泣きは収まらないなんていうこともあります。
おかげで私の頭は常にモヤが掛かったかのようにぼーっとしており、思考力も低下。
それが毎日続くため、負のループでした。
しかし現在は寝かしつけもスムーズになりました。
また、夜間少しずぐることがあってもすぐまた寝てくれます。
そこで今回は、私が実際に試した寝かしつけ方法をお伝えします。
赤ちゃんの理想の睡眠
日本の赤ちゃんの睡眠時間は世界ワースト1。
1位の国と比較するとその差はなんと2時間にもなります。
WHOは赤ちゃんの睡眠時間について以下のように示しています。
0〜3カ月は14〜17時間、4〜11カ月は12〜16時間、
1〜2歳は11〜14時間、3〜5歳は10〜13時間
いかがですか?あなたの赤ちゃんの睡眠時間は十分に足りているでしょうか?
1日の半分以上の睡眠が必要とされる赤ちゃんですが、
睡眠時間の短さは日本が他国と比較し
睡眠にそこまで重きを置いていないことが伺えます。
では赤ちゃんにとって睡眠はどのような役割があるのでしょうか?
赤ちゃんと睡眠
「寝る子は育つ」なんていう言葉があるほど赤ちゃんにとって睡眠は重要なものです。
実際眠っている間、赤ちゃんは成長をしています。まさに言葉の通りですね。
その成長の一つが脳の成長です。
赤ちゃんは自分が起きている間に見聞きした事を睡眠によって知識に変換し、
学習をしていきます。
そして少しずつですが、朝や夜おいった一日のリズムを識別が出来るようになっていくのです。
また、睡眠中は成長ホルモンが分泌されるため体の成長を促す目的もあります。
どうですか?睡眠は赤ちゃんの成長にとって非常に大切だということが分かりましたね。
赤ちゃんを寝かしつける環境
睡眠において気にしてほしいのが環境です。
睡眠環境を見直すだけでも赤ちゃんの寝かしつけに大きく変化します。
赤ちゃんは物音や光に対して敏感に反応するため、
できるだけ寝室は暗く静かにすることをオススメします。
しかし中には真っ暗になることを怖がる赤ちゃんもいます。
そんなときは暖色の間接照明を付けて様子をみて下さい。
特に新生児期は3時間おきの授乳を必要とするため、
邪魔にならない程度の明かりがあるとお母さんもお世話しやすいと思います。
また、音に関しても音楽がある方が寝付きがいい赤ちゃんもいます。
音楽をつかった寝かしつけに関しては別の項で後述していきます。
次に部屋の温度です。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟です。
そのため部屋の温度を調節し赤ちゃんが快適と感じるよう注意しなければなりません。生後4週間までは部屋の温度は20度以下にならないようにしましょう。
また、生後4週間以降は赤ちゃんの様子で判断して下さい。
赤ちゃんが汗を掻いていたり顔が赤らんでいれば暑いということ。
背中やお腹が冷えていれば寒いということです。
手足が冷えていることもありますが、
基本的に背中やお腹といった体幹が温かければ問題ありません。
中には具体的に室温何度がいいですよ。と記載しているサイトもありますが、
できればそれは参考として下さい。
赤ちゃんによっては汗っかきな子や暑がりな子、
寒がりな子といったように適温と感じる温度が微妙に異なります。
大人もそうですよね。
なのでぜひ赤ちゃんにあった適温を室温だけでなく、
赤ちゃんの実際の様子をみて確認して下さい。
寝かしつけるタイミングはいつが良いの?
寝かしつけは昼夜の区別が付き始める生後3ヶ月ころから行うのがベストです。
また、21時前に眠ることで十分な睡眠を確保出来ます。
そのため我が子は大体20時~20時30分くらには寝室へ移動し、
寝かしつけを開始します。
ちなみに生後2ヶ月頃~生後3ヶ月になるまでは、
20時から居間の電気を消して間接照明お付けながらテレビを見ていました。
そして22時位に寝かしつけをしていました。
そうすることでゆっくりと「この時間は眠る時間だよ」と赤ちゃんに伝えました。
そのためかどうかは分かりませんが、
現在の我が子は寝室へ連れて行くと大体10~20分程度で眠ってくれます。
調子が良いときはベッドに置いた瞬間眠ります。秒殺です。
音楽を使った寝かしつけ
今でこそ秒殺就寝の娘ですが最初からそうだったわけではなく、
試行錯誤した時期もありました。
そこで試したのが音楽を使った寝かしつけです。
「赤ちゃん、寝かしつけ、音楽」と検索すると多くの音楽がヒットします。
赤ちゃんが安心するリズムが含まれているため眠りの促しになります。
また、胎動を聞くのも効果的です。
もともと生後数ヶ月の赤ちゃんにとっては、
赤ちゃんとして過ごす期間より胎児としてお腹の中で過ごしていた期間の方が長いわけですから納得ですね。
しかし我が子の場合は泣き止みはするものの眠る様子はなく、
あまり効果は得られませんでした。
スマートフォンがあれば簡単に試せる方法なのでやってみてはいかがでしょう?
抱っこしない寝かしつけ
次に試したのが抱っこをしない寝かしつけです。
ねんねトレーニングともいわれています。
できるだけ抱っこをせず、
寝かしつけは赤ちゃんをベッドに寝せてお腹をぽんぽんしたりさすってあげる寝かしつけ方法になります。
こんな方法で寝てくれるならすぐにでも試したい!と思いますよね。
ここで注意して欲しいのは、
早く一人で眠れるようになってほしいからといって、
生後間もない段階でねんねトレーニングに行うことです。
赤ちゃんは自分の体を思うように動かせません。
そのため「泣く」という行動で大人に居心地が悪いよと伝えているのです。
ねんねトレーニングは
自分の体を思い通りに動かせるようになる生後6ヶ月ころから行うことをオススメします。
では我が家で試した独自のねんねトレーニングについてお伝えします。
まず寝かしつけはグズる前に行います。
泣いている状態からベッドへ置いてしまっては寝かせることは困難です。
そのため眠くなる前に寝室へ連れていきます。
具体的には目をこすりだしたり目がトロンとしたり、
あくびをするなどのサインが見られたタイミングです。
もちろん寝かしつけ時間を決めていればサインがなくともそのタイミングでOKです。
そして大人も赤ちゃんの隣に横になり一緒に寝ます。
ここで気をつけてほしいのが、
暇だからといってスマートフォンをいじらないことです。
スマートフォンの明かりは赤ちゃんの眠りを妨げます。
赤ちゃんをベッドへ置き、大人も横になったら、
赤ちゃんのお腹をぽんぽんしつつ眠るフリをします。
ちなみにうちではお腹ぽんぽんはせず、
我が子のお気に入りの毛布を渡します。
呼吸の邪魔になっていないか注意が必要ですが、
我が子はこの毛布があればぽんぽんせずとも一人で寝てくれます。
毛布の方法を試すなら初めはお昼寝時にやってみるのがオススメです。
日中であれば大人もこまめに赤ちゃんの様子をチェックすることが出来るので
窒息の心配もありません。慣れれば自分で毛布を握り眠ってくれます。
最後に
赤ちゃんには個別性があるため、
今回記述した方法が当てはまらない赤ちゃんもいると思います。
しかし、試してみたら意外とマッチしたという赤ちゃんや
少しアレンジした方法でうまくいったという赤ちゃんもいると思います。
今回の記事を参考に、
赤ちゃんそれぞれにあった寝かしつけの方法が見つかれば幸いです。
また、日々の育児の中で寝かしつけは大切なことだということが分かったと思いますが、寝ないことに焦ってしまうこともあると思いますが、「たまには遅くなってもいいか。」と気楽に考えて下さい。
大人の焦りを赤ちゃんは察するものです。あくまで、この方法で寝てくれればラッキーくらいの気持ちで接することで自身の負担も少なくなります。